□売上を上げる時の考え方
飲食店において、「売上アップ」に対する考え方の基本的となるモノがあります。
必ず意識してほしいことです。それは
【 売上= 客数 × 客単価 】
です。この式は、
「売上を上げる」ためには、「客数」を上げるか「客単価」を上げるしかない。
という事を意味しています。
まず売上を上げたい場合は、必ずこの式を頭に浮かべて話をしましょう。
いま実施しようとする取り組みは、
「客数」をあげるための取組なのか。「客単価」をあげるための取組なのか。
その中で、実は客単価というは「お店のコンセプト」でほぼ決まってしまう場合があります。
というのは必要以上にお客様にお金使わせようとすると、
二度と来なくなったり、客層が変わったりしてしまいます。
ですから客単価アップへの取り組みは、当初の思惑通りいっていない場合や、
もう少しお金を使って頂けそうなときに有効になります。
ということで、ここでは「客数」について話を進めます。
□集客の基本的な考え方
売上を伸ばしたいと考えた結果、
このように考えたとき、以下の2点の取り組みのうち、どちらの取り組みをやるのかをお考えください。
(1)新規顧客を増やすのか
(2)既存顧客を再来店させるのか
客数を増やすには、この2つの切り口で考えます。
明確にどちらの取り組みをするのかを考えましょう。
(1)新規顧客を増やす方法
≪費用負担が大きい方法≫
□折込チラシ
□フリーペーパー紙掲載
□ポスティングチラシ
□ネット広告 など
≪費用負担が少ない方法≫
□口コミ・既存客から紹介してもらう
実は、基本的に新規のお客様を取ろうとする取り組みは、
結論 お金がかかる。と思ってください。
チラシを作成したり、料理を写真で撮ったり・・。
新規顧客はどうがんばっても、お金をかけないと集客が難しいということになります。
(※お金をかけないでキレイに写真を撮る方法 ⇒ コチラ)
では、お金をできるだけかけずに「集客」を考える場合、どうすればよいか。
それは(2)の、
既存顧客に再来店してもらう。
というのが実はお金がかからないのです。
□既存顧客を再来店させる方法
既存顧客が存在していること。
が前提となります。
ですから、既存顧客がいないという方はお金をかけて、
新規顧客を集客する取り組みを行ってください。
すでに既存顧客がいる場合は、以下のような一例で再来店を促します。
□ポイントカードを配布する
□昼の客を、夜に来るように促す案内を配る
□次月のメニューの告知をする
□誕生日にDMを送る など
これらは、
あまりお金がかからないと思ってください。
つまり、「客数」を上げたい。
でもお金をかけたくない。と思ったら、
既存顧客を再来店させる取り組みをする。
ということが重要であるという事です。
このような切り口で考えることができていない方は、
いつまでたっても「割引クーポン」のネット広告なから抜け出せません。
やらないとお客様が減ってしまうと心配されるからです。
ネット広告の取り組みは、基本的に新規顧客を集客する方法で、
本当は、来てくれたお客様を再来店させる取り組みにシフトしないといけないのです。
□具体的に再来店させる方法
既存顧客を具体的に再来店させるには、
お客様の情報を知っておく
ことが大切です。お客様の情報とは「住所」や「名前」の事です。
実は、このお客様の情報を知っておくだけで、
今後の取り組みの仕方が大きく変わってきます。
詳しい方法は、以下を参照してください。
コチラ⇒『リピート集客させる仕組みを作る』
つまりは、
リピートさせる仕組みを作れるかどうかです。
お金をかけずに集客する方法は今後も飲食店経営に置いてはテーマになります。
このサイトでも引き続き紹介していきたいと思います。