飲食店で儲ける仕組み　その②

ビジネスモデルとは「儲ける仕組み」です。

どうやって儲けるかを考えるにあたって、
次の３つを参考にしてみてください。

①他店よりもコスト的に優位である
②他店よりも価値がある
③競争相手がいない

このうち、
２つめの「他店よりも価値がある」を説明します。

②他社よりも価値があるとは

これは非常に簡単な話で、他の店よりも「利用価値」があれば

自分の店を選択してくれるという考え方です。

（例）Ａ店は他店よりも「地元食材」を大量に使っているとします。

もし仮にこの店の商圏内に同じような「地元食材」を扱う店が無かったら・・・、

ある一部の顧客には利用価値が高まってきそうです。

例えば「遠方から来た出張の客人を接待するビジネスマン」。
遠方から来た客人は、せっかくなら出張先の地元食材を食べたいと思いますし
接待する側もそれに応えようとします。

地元食材をふんだんに使った飲食店が少ない場合、

Ａ店の利用価値は高まります。

つまりＡ店は選択されるわけです。

□他店と比較しないと成立しない

店の利用価値の高低を考えた場合、

数多くの飲食店と比較して、
絶対的に勝てるものをもっている飲食店は、正直少ないかと思います。

ですから、「利用価値」を考える場合は、

商圏内の飲食店と比較するということが大切です。
商圏内の飲食店にはない「利用価値」があればよいという事です。

この「比較をする」ということは非常に重要で、
人は何かの優劣をつける場合、必ず別のモノと比較して良し悪しを決めます。

ですから飲食店の場合、同商圏内の飲食店と比較して価値があるかどうか。
比較してうちの店が相対的に勝っていれば選択される可能性が高まるという事です。

□価値観は千差万別⇒だから絞る

飲食店において、万人にウケる利用価値は

・・・・正直あまり無いかと思います。

価値観は千差万別なので万人ウケを狙えば狙うほど、
大手の飲食店のような一般ウケの良い商品がそろいます。

例で挙げた
「接待をするビジネスマン」を満足させる利用価値も、
飲食店を利用する客の何パーセントだと思いますが、

ある利用客に絞って店を展開することの方が、
小規模の飲食店の場合はうまくいくケースが多いです。

客を絞っている分、販促にかかるコストも最小限に抑えられます。

つまり、利用価値を高めるには、価値を理解していくれる客に絞るということが
大事だということです。

□利用価値を高めるには・・まとめ

飲食店の利用価値を高めるためのポイントは

（１）他店と比較をして相対的に価値があるかどうか

（２）価値を理解してくれる客をターゲットにする

です。

参考にしてみてください。

□飲食店で儲ける知恵袋 目次