大手飲食店の基本的な戦い方 ⇒コチラ
を説明しましたが、それを受けて小規模飲食店の戦い方を説明したいと思います。
飲食店を開業する人は是非押さえておきましょう。
□大手飲食店の弱点を知る
以前、大手飲食店経営の特徴をあげました。
それは「金」と「ノウハウ」です。
「金」があることで大手飲食店は以下の事が可能になります。
①好立地好条件の物件を持てる
②大量仕入で低価格販売できる
③ 〃 値引きができる
④大量の広告宣伝が打てる
⑤金で労働力を買える
⑥撤退が躊躇なくできる
などなどです。
しかし、この最強に見える経営の裏には「特徴」があります。
それは、
①商品は、大衆ウケするものが多く、
よくも悪くも平均点な味
②低価格のため、多くの客数が必要、
かつ低価格指向の客が多い
③大手飲食店どうしで競争激化
という特徴があります。
ここが、大手の特徴であり、
冷え込んだ消費の中で、莫大なコストを回収するには、多くの客が必要であり、
より一般ウケする料理が必要であるということです。
そして、
この特徴を崩すことができないでいる大手企業が多いです。
つまり、これらを踏まえて、
大手がやれない事をやる。
やっていない事をやる。
これが小規模飲食店の基本的な戦略といえます。
棲み分けですね。
つまり真正面から戦わないという事です。
□小規模飲食店の戦い方
大手と同じ土俵で戦わないということは、
大手飲食店をあまり利用しない顧客を狙うということでもあり、
大手飲食店がやっていないことをやるということでもあります。
もっと言えば、
大手飲食店がやっていることはやらない。ということです。
具体的に大手がやりにくい手法は以下のとおりです。
①細かいニーズへの対応
②ニッチな顧客への対応
③細かい顧客の情報収集とアプローチ
④自由な仕入・商品設定
⑤対話などの手厚い接客
⑥付加価値の高い高額商品
などです。
これらをやると採算が合わなくなるのが大手です。
ですから、まずはこれらを意識して開業を進めましょう。
本当の戦いは小規模飲食店同士との戦いだと私は思ってます。
その前に大手の戦略をマネして自滅しないように心がけましょう。
■大手飲食店のブランドを利用する
これまで大手の逆の戦略をすべきだと言ってきましたが、
逆に利用する方法は大いにアリです。
これはコチラを参照してください。
コチラ ⇒ 飲食店フランチャイズ経営にチャレンジする
参考にしてみてください。
□飲食店で儲ける知恵袋 目次
(1) 売上・集客UPする知恵袋(2) 『飲食店FC』で収入を確保する方法
(3) 飲食店に強い『税理士』を利用する
(4) 差別化をして儲ける(※準備中)
(5) 新規開業の基本