現在、飲食ビジネスは非常に難しくなってきている印象があります。
その理由は様々考えられますが、
理由の1つに「夜の食事の機会が減った」
ことがあげられると思います。
飲食のビジネスをやっている人であれば、
「平日の夜の客の少なさ」は感じている方も多いのではないでしょうか。
特に郊外で、その状況は顕著です。
どのように対策をしていけば良いか考えてみます。
□平日の夜に力をいれない??
平日の夜の集客に力を入れるために、
「ディナー限定メニュー」を考案する方や、
「季節料理フェア」といったメニューを提供する飲食店も多いです。
その対策のどれもが、必要なことだと思います。
しかし、実施する前に是非とも考えていただきたいのは、
そもそも
「平日夜にご飯を食べに来る人がいる地域なのか?」
ということを問うてみることが大切です。
例えば、むしろ「平日に酒を飲みに出歩く人が多いエリア」であれば、
酒を飲む人を狙った方が良いのです。
「ディナー限定のスペシャルステーキを提供します」とサービスを
展開しても良いのですが、
そもそも「平日にステーキを食べる人がいるエリア」なのでしょうか?
周辺にはない高級な料理なのであれば、商圏を広げられる可能性もあるので、
遠方からの集客を強化する必要かと思います。
まず平日の夜に考えて欲しいことは、
「魚がいない池に良いエサを垂らしても、魚は釣れない」
ということです。
飲食ビジネスでよくあるミスはまさにコレで、
魚がいないのに、お金をかけてエサをまこうとする人が多いことがよく見られます。
今は、それくらい平日の夜の集客は難しくなっています。
一度以下の事を考えてみてください。
■平日の夜に家族でご飯を食べに行く回数は、明らかに昔(特にバブル期)よりも減っているはずです。
■平日から継続的に外食にお金をかけられる、お金を持っている人がどれだけいるでしょうか?
■当たり前ですが「飲酒運転」はできないです。
これらは、飲食店がどれだけイイ料理やサービスを提供しても
「外部環境による制約」なので、飲食店の力では解消できないのです。
話題性などから一時的に集客が出来ても、制約がある以上継続性は薄くなります。
つまり、この制約から抜け出せないのであれば、
平日の夜に力を入れすぎることは、材料のロス発生や集客コスト、
人件費の増加により、危険な状態を招くことになります。
□顧客ニーズを捉えること
結論から言うと、平日の夜の集客は「難しい」です。
平日夜の対策は、店の商圏内(お客様が通ってくれる範囲)のお客様が、
現実的にどのようなニーズがあるか細かく捉えることです。
前述しましたが、例えばお酒を飲み歩く人がいるのであれば、お酒を提供する
お店にお客様は来ます。
郊外で駅前店がやられているような「ちょい飲みセット」を始められる方もいますが、
本当にちょい飲みする人がいるか一度考えてみましょう。
席数が多い店や、ハコが大きい店であれば、宴会やパーティなどのニーズがないか
検討してみてください。
平日の夜は対策が必要ではありますが、難しいのが前提だと考え、
商圏のお客様のニーズを捉えたサービスを展開していくことが必要です。
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