飲食ビジネスで儲けたい。
そう考えている方は、このことを念頭に思っておいてください。

飲食ビジネスは・・・

773e516d41b5dfcb9ad65e2783933577_mイバラノ道です。

飲食業の赤字企業の数はハンパなく多いです。

利益が出ている店ももちろんありますが、
自分の年齢の全国平均給与額くらいもらえている経営者は、全体の何パーセントいるでしょうか・・・。

慎重に飲食で儲ける方法を考えないと、リアルに失敗する業界です。




□儲け方(ビジネスモデル)を考えること

ビジネスモデルとは「儲ける仕組み」です。

どうやって儲けるかを考えるにあたって、
次の3つを参考にしてみてください。

①他店よりもコスト的に優位である
②他店よりも価値がある
③競争相手がいない

このいずれか3つの状態を作ることができれば、
相対的に競争相手よりも優位なので、儲けることができると言われています
(byストーリーの競争戦略)

飲食店における事例を少し説明したいと思います。

①他社よりコスト的に優位

これはどういうことかといいますと、

(例)
A店、B店で全く同じ料理を1000円で売るとします。
■A店1000円で売った⇒利益700円でした。
■B店1000円で売った⇒利益900円でした。

この場合、B店の方が儲けてますよね。
考えられるその理由は、

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「B店の方が安く仕入れた」
ということが考えられます。

同じ商品をB店のが安く仕入れることができる。
これは独自のコネクションか、
大量仕入れによるものか・・

つまりB店はA店よりも売上が同じでも
コスト的に優位なのでA店に勝てるのです。

なぜそれだけでA店に勝てるかと言うと・・・

A店はB店が安く仕入ているとは知るわけがないので、
自分よりも利益が出ているとは知らないんです。
ですからB店は残った利益で集客をすれば・・
A店もマネをして集客したとしても、
やがてA店は資金力が減って力尽きます。

つまりB店が勝ちます。
これがコスト優位性です。

これができる小規模飲食店はなかなか無いです。
もっとお金を持っている大手企業がこのような手を使います。
A店は小規模飲食店、B店は大手飲食店と考えるとわかりやすいです。

つまり、
大手のマネをしてはダメという事です。⇒コチラ




①他社よりコスト的に優位(2)

もう1個事例を。
こっちの方が小規模飲食店の方に当てはまります。

さっきと全く同じ事例ですが・・・・

(例)
C店、D店で全く同じ料理を1000円で売るとします。
■C店1000円で売った⇒利益700円でした。
■D店1000円で売った⇒利益900円でした。

この場合、D店の方が儲けてますよね。
その理由は、先ほどは仕入コストが低いから。でした。

同じような事例ですが、もう一つ考えられる理由として

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「D店は家賃がほとんど発生してない」
ということが考えられます。

家賃が低いので、C店よりも利益が残ります。
この仕組み、小規模飲食店によく当てはまります。

一見儲かって無さそうなのに、昔からずっと経営している飲食店をよく見かけます。
これは建物が自分の持家のケースが多いです。

飲食店なので自分の食うものは困らない。&家賃も極端に低い。
となると、微々たる売上でも店が潰れることは無いという事ですね。



□コスト的優位をフル活用する。

飲食店の最も大きいなコストは、
原価・人件費・家賃です。

この3つのコストのうち、どれかが低く抑えられる店は、

勝てるチャンスあり。

です。

例えばもし家賃がほとんど必要無いのなら、

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原価60%の料理を出す。
ことも大いに考えられます。

家賃がかからないのに、他の店と同じような原価でやってるともったいないです。

他店がマネできない事をやった方がイイ。

他にも他店がマネできないことを考察すると・・・

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大量の広告宣伝費を出す。

ということもできます。これも他の小規模飲食店はマネできないです。
通常は、そこまで資金力がありません。

と、いうように、

他店よりコスト的に優位⇒浮いた金でさらにマネできない事をやる。

こういう仕組み(ビジネスモデル)を考えることが大事です。

 

ただ、コスト優位性のある小規模飲食店は少ないのが現状です・・。

次回は、飲食で儲ける仕組みは!その②

を説明していきたいと思います。




 

□飲食店で儲ける知恵袋 目次

(1) 売上・集客UPする知恵袋

(2) 飲食店FC』で収入を確保する方法

(3) 飲食店に強い『税理士』を利用する

(4) 差別化をして儲ける(※準備中)

(5) 新規開業の基本